銀行はどこもたいへん大きな影響力を与えているもので、簡単に「つぶれる」ようなことがあってはいけません。
地方銀行がつぶれた時には、地方経済に大きな打撃となってしまいます。
地方銀行ではありませんが、非常に地方銀行に近い性格を持っていた「北海道拓殖銀行」の破綻は今もなお北海道経済に影響を与え続けているほどです。
都市銀行は破綻しないと楽観的に思われていた見方がこの破綻により一変し、記憶に残っている方も多いでしょう。
北海道拓殖銀行とつきあいのあった北海道の企業、そうご電器やそごうは拓銀破たん後経営が悪化し破綻する羽目になりました。
金融機関も多くの信用組合が破綻することになり、連鎖的にさらなる大ダメージを北海道の地方部に与えることになります。
地方銀行がつぶれてしまうと、その地方銀行を主な取引先としていた企業では融資を受けることが困難になります。
運転資金を得ることができず、売掛が多い企業では最悪黒字倒産してしまうことも考えられます。
結果、地方経済が伸びずその地方の別の地方銀行も危機に立たされます。
「拓銀ショック」以来、第二地方銀行を中心に連鎖倒産のような形で各地の銀行が経営破たんをしています。
2000年前後には足利銀行や石川銀行など、地方銀行・第二地方銀行の経営破綻が相次ぎその影響で経営が行き詰まった企業も少なくありません。
もちろん銀行がつぶれる時には営業譲渡が行われ、預金は守られることになることがほとんどですが預金が守られればOKということではありません。
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